“普通においしいそば屋のはなし【19・蕎麦】” で紹介した、「文化財の中でそばを食べる」店として紹介した、和歌山の【あナリ】。
以前に比べて、お客さんが増えている模様。お客さんがひっきりなしに来てました。以前は、店のお兄さんの説明を聞きながらのんびりと食べていたんですが。。まあ、あのあたりで気の効いたそば屋はないですからね。。味と評価は以前のままでした。詳しくは、過去ブログで。
“絶品!おいしいそばのはなし【その6】”として紹介した、近江のそば屋【藤村】。
友人に「行っても入れないようになってしまった。こんでる。」と言われてしまいました。 おいしい店がこんでしまって入れなくなるのは残念です。おいしいのに・・・
ちょっと余談。
先日、信州は蓼科高原に行ったときのこと。「そばを食べよう。」ということで、車を走らせながら店探し。もちろんガイドブックなど見ずに。すると、あるわあるわそば屋ばかり。 フランス料理店にまで「手打ちそば」の看板が・・・・
なんだか哀しくなってその日は食べませんでした。
食事をするにはちょっと早い時間。ちょっとコーヒーでも、ということで、とある喫茶店へ。階段を下りると、ゆったりとした雰囲気。席につき、おもむろにメニューを開いたかと思うと凍りつく友人。「どうしたの?」という私の声は聞こえないらしい。「?」友人からメニューを取りあげ、開いてみると・・・・
マイルドブレンド 1,500円
ん?何かの間違えかな?もう一度見直してみる。
マイルドブレンド 1,500円
つい先日、死の淵から生還してきた喜びに浸っていた私に、早くも訪れた「臨死体験」。
・・・・・コーヒーは確かにおいしかった、とだけは記しておきます。
赤坂 観世水
臨死体験をした友人と私は、気を取り直してお目当ての蕎麦屋へ。場所は、地下鉄千代田線赤坂駅よりすぐ近くにあり、交通の便は良好。
「また地下か。」先ほどの恐怖体験が頭をよぎる。しかし、入り口におしながきが。
・・・高くない。これなら大丈夫。しかも、今日使用している蕎麦の産地と水分の表示が。こだわっていますねぇ~。いいですねぇ。入り口には、石臼が。ここで挽いたそばをたべるのかなぁ。。。
私は、「二色もり」の、「せいろと田舎もり」(940円)を注文。
ほどなくして、まずせいろ蕎麦が。
白い、細うち麺。いつものとおり、何もつけずに食べると、香ばしい蕎麦の香りが。なつかしい。やっぱり蕎麦はいいですね。のど越しがいい感じ。一気に食べました。
しばらくすると、田舎もりが。
ふ、太い。お箸くらいの太さ。こんなに太いそばは食べたことないなぁ、と思いながら口に運ぶ。「のど越し」というよりは、むしろ「かむ=食べる」という感じ。これはこれでおいしいではないですか。よくかみながら食べました。ちなみにそば湯は普通でした。
田舎もりの太さは、いろいろと意見が分かれるとは思いますが、一度は食べてみるのもいいのでは?
しかし、蕎麦よりコーヒーのほうが高いとは・・・・東京侮りがたし!
赤坂 観世水
港区赤坂3-12-22 竹下ビル地下1階
03-3589-4556
P.S. たくさんのコメント、ありがとうございます。「普通においしい蕎麦屋のレポート」これからもがんばっていきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
静岡で本場の「安倍川もち」を食べてきたので、そのレポートを。
【安倍川餅せきべや】
新幹線に乗ると、車内販売でよく売られている「安倍川もち」。 名付け親は、かの徳川家康との話も。。
所用で静岡に行った折、「安倍川で本場の‘あべかわもち’を食べよう!」ということになり、書店で店の名前と場所を確認、タクシーで元祖安倍川もちの『せきべや』へ行きました。 静岡駅からタクシーならおよそ10分弱くらいです。
安倍川に架かる「安倍川橋」のそばにあるこの店、創業は文化元年とのこと。 300年くらい前らしいです。 以来、手作りを守っているということで、店の奥を見ると、なるほど、店の主人らしき人が作っています。
メニューは、こしあんときなこで食べる「安倍川もち」(500円)、わさび醤油で食べる「からみもち」(500円)の2種類がメインで、初心者の私は「安倍川もち」頼みました。今度来たときには、からみもちもたべるぞ~!
しばらくすると、熱いお茶とともに安倍川もちが・・・・
もちはさすが作りたて、弾力があり、おいしい。 それほどしつこくもなく、ほどほどの甘さのこしあんや、香ばしいきな粉との相性も抜群で、すでに満腹だったのにもかかわらず(ごめんなさい、もりそばを思いっきり食べた後なんです)、大変おいしくいただきました。 もし、空腹だったら・・・
静岡市・焼津市周辺は、焼津港の魚介類、特にマグロはおいしいし、丸子のとろろ汁はおいしいし、そばはおいしいし、安倍川もちはおいしいし・・・・ ゆっくりと腰を据えていろいろと食べたい場所です。
【安倍川餅せきべや】
住所 〒420-0053 静岡市葵区弥勒2-5-24
電話 054-252-5698
営業時間 10:00~18:00
定休日 木曜日 祝日の場合は前日
『キムチラーメンの大盛り』と、『ラーメン(普通盛り)』が。
いやいや、よくあることだから、ということで、その旨を店員に伝えると「はいはい」と、快い対応。
しばらくすると、『キムチラーメン(普通盛り)』と、『いままでキムチがのっていたことが丸わかりの、キムチのにおいだけがするラーメンの大盛り』が。「のせかえたな。」一目でわかる代物。あまりの堂々さに、何も言わずに食べて帰りました。
何が驚くかというと、そのラーメン屋、いまだに営業しているんです!当時から、とりたてておいしいというわけでもないのに。
不思議です。雑誌の威力?
今回は、またまた関東圏。東京都調布市にある、深大寺周辺のそば屋を紹介します。
【手打ちそば 深水庵】
三鷹市を訪問した際、少し時間に余裕ができたので、「そばを食べるチャンス!」ということになり、車で深大寺方面へ。 とっさの思いつきで訪問したもので、深大寺そばについての事前研究はまったくなし。 とりあえず、お参りをするわけではないので、無料駐車場のあるそば専門店を、ということで適当に付近を走っているとこの店が目に入ったので、車を駐車場へ。
手打ちそばののぼりとともに、なかなか趣のある外観。
ちょうど気候も良かったので、テラスで食べることに。
メニューを見ると、「深大寺そば(もりそば) 600円」、観光地にしては、なかなかお安いですねぇ。 大盛りがあるかどうか聞いてみると750円とのことなので、そちらを注文。
しばらくすると、ざるに盛られたそばが。 さすが大盛りだけあってかなりの量。
いつものように、何も付けずに食べてみると。。。 あまりそばの香りは強くないですね。 こしはなかなかのもの。 麺の太さはばらばらですね。 切れ端なんかも混ざっていたりして。。
鰹と昆布ベースのだしは、やや甘めで、ややコクが浅いような気がしますが、悪くはないと思います。 そばをつけて食べると、何故かしら懐かしい、素朴な味わい。 一気に食べました。 その後のそば湯は普通でした。
「普通にそばを食べる」ってこんな感じかな、と改めて思いました。 そばの量も多く、大変幸せなひとときでした!
【手打ちそば 深水庵】
〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-6-10
0424-82-7337
営業時間 10:30~17:30 金曜定休
今回は、吉祥寺にある東急百貨店吉祥寺店の中にあるそば屋を紹介します。
【神田まつや 吉祥寺店】
当初は神田の本店に行くつもりだったんですが、友人のひとりが「神田のまつやは・・・」というもので、無理して行くこともなかろう、ということもあって、今まで食べたことがなかったのですが、吉祥寺に行った際、チャンスがあったので行きました。
いかにも「百貨店に入っているそば屋」の外観、中に入ってみると、これまた「百貨店の中に入っているそば屋」の雰囲気。どう工夫してもこうなってしまうんでしょうね、制約も多いのでしょうから。
メニューを見ると、「もりそば 567円」の文字が。 おー、安いではないですか。 ちょっとうれしい気分。 でも、神田やぶそばでは‘1枚当たり’だったなぁ。 ここもおなじでしょうね、きっと。 その横に「もり蕎麦に山葵はつきません」の文字が。 え~!? 付かないの? そりゃないでしょう?
メニューの裏面を見ると、
生わさび 105円の文字が。 どうなんでしょうね。 わさびってオプションなんでしょうね、この店では。。。
ということで、あえて「もりそば」を注文。 ‘わさび’は注文しませんでした。 この店にとっては、「付けたしの存在」の様ですから。 本店も同じなんでしょうかね。
しばらく待つと、そばが到着。 例のごとく何も付けずに食べるとほのかに香るそばの香り。 さすが手打ちだけあってこしも充分。 いいですねぇ~。 つゆもそれほど辛くなく、やぶそばとは違った趣。 そば湯はいたって普通。 箸袋の裏面には「つなぎに卵を使っている」という文字が。 へぇ~。 よくわかりませんが、おいしければそれでいいです。。
百貨店内にあるという気軽さ・便利さから考えると、申し分ないですね。 大変おいしくいただきました。
ホント、これに「わさびが付いていれば」よかったんですけどねー。 経費節減か、百貨店の意向か、理由は知りませんが、「わさびは別料金」という、なんとも変わった料金設定。 「そこまでするか?」と、つい考えてしまいました。 みなさんは、いかがお考えでしょうか??
【神田まつや 吉祥寺店】
住所:武蔵野市吉祥寺本町2-3-1 東急百貨店9階
電話:0422-22-1722
定休日:東急に準じる
10:30 - 21:00
さすが手打ち。 麺はつるっとしていて、こしが強く、醤油とよく合っている。 あっという間に完食。 やっぱりおいしい~。 たまりませんね。 しかも、ここは新宿。
天ぷらもいろんな種類があったから、次に来た時にはいろいろと食べよっと。
最初に卵と醤油がかかってしまうのが大変残念だったけど、都内でこれだけのものがこの値段で食べることができるってすごいなぁ~、と思いました。
うどん好きはぜひ押さえておきたい店ですね!
【東京麺通団】
10:00A.M.~02:00A.M. 年中無休
東京都新宿区西新宿7-9-15
ダイカンプラザビジネス清田ビル1F
03-5389-1077
一通り見た後は「そばを食べに行こう!」と、いつものパターン。
【かんだ やぶそば】
そばを食べるからには避けて通れない店というわけで、かんだやぶそばへ。
友人の‘ベンツ君(愛称)’のカーナビで「やぶそば」で検索すると、ものすごい数(約千軒くらいだったと思います)の「やぶそば」が全国に。 で、いろいろと検索しているうちに、「やぶそば 神田本店」でヒット! 無事到着と相成りました。 ちょうど店の前のパーキングメーターに空きがあったので、そこに駐車。(右手に少しだけ見えるのが、ベンツ君)
純日本風の建物の中に入ると、すでにたくさんの人が。 まだ夕飯には早い時間だったこともあり、並ばずそのまま座敷へ。 (ちなみに、伺ったのは土曜日の夕方でした。)
メニューを見ると、「せいろうそば 630円」の表記が。 おっ、安いね!! 周りを見るとざるを2枚、3枚と積んでいる人が多く、この値段で何枚あるんだろう? などと思いながら店員に「大盛ってあるんですか?」と聞くと、店員は全く表情を変えずに「せいろうとかけそばの大盛りはありません。 うちは枚数で注文いただきます。」とのこと。 あれほど表情を変えずに応対できるのもある意味すごいなぁ~。 と思っていると、どうも店員の皆さんそのような感じ。 「では‘いちまい’おねがいします。」
しばらく待っていると、眼光鋭い会計の人?主人?の横を通って、そばが到着。
左上の天ぷら(あなごの天ぷら)は別です。友人がオーダーしました。
青みがかったきめの細かいそば。 何もつけずに口に運ぶと、そばの香りとともに、さわやかなのど越し。 おいしいですね~。 つゆにつけると、うっ、辛い。 そばを全部つゆにつけると辛すぎるのね。 これも勉強、勉強。 ちょっとそばをつゆにつけ、口に運ぶと、昆布や鰹節のこくのある風味がいいですね~。 やはり、1枚では足りないですね。 あっという間に食べてしまいました。 そば湯はいたって普通。 「本当=スタンダード のそばはこれです!!」を絵に描いたような‘おいしい’そば。 おいしくいただきました。 必ず最低限のクオリティは保証する、といった自信を感じますね。 味に影響しないかなぁ、あの接客・・・
行った日が土曜日ということもあって、周りの客はいかにも「観光客」。 まあ、これだけ有名な店なんですから当然でしょうね。 店員の接客も「観光客相手」。(と書けば、観光地のがんばっている店に失礼ですが。) 「強気でも客は来る」といったことの表れなんでしょうね。 もちろん、すべて私の主観ですので、ご了承を。
で、私なりの結論としては「一度は押さえる必要はあるけれど、あえて繰り返し行く必要あるのかな? ほかにおいしい店はいっぱいありますよ! でもおいしいですよ!」。
夕飯としてはそば1枚で足りるわけもなく、東京麺通団 (以前、「行ったことはないけれど、おすすめ!」などと無責任なことを言った、新宿にあるうどん屋) に向かっていました。 東京麺通団のレポートは、また後日。
【かんだ やぶそば】
東京都千代田区神田淡路町2-10
営業時間 11:30~20:00(ラストオーダー19:30)
・・・・今回は、(味はともかく)ちょっと風変わりなそば屋を。
【あナリ】
和歌山県の北西部、JR和歌山線打田駅より徒歩で20分、関西空港から車で4~50分ほどの集落にあるこのそば屋、ただでさえ行きづらい場所にあるにもかかわらず、途中には案内は一切なく、しかも、かろうじて車が1台通るくらいの細い路地の中にあります。 だからこそ、見つけたときの喜びもひとしおですが?
このそば屋、建物自体が「登録有形文化財(建物)」というもので、もともと庄屋だった家を補修しながら、そば屋やカルチャー教室などを行っているものだそうです。 立派な門構えの屋敷?です。
「登録有形文化財」とはー
《建築物、土木構造物及びその他の工作物(重要文化財及び文化財保護法第182条第2項に規定する指定を地方公共団体が行っているものを除く。)のうち、原則として建設後50年を経過し、かつ、次の各号の一に該当するもの (1) 国土の歴史的景観に寄与しているもの (2) 造形の規範となっているもの (3) 再現することが容易でないもの 》 だそうです。
それはさておき、早速入店。 入り口には「近所の方からたまねぎをいただきました。 もしよろしければ1家族1袋お持ちください。」 なに?無料?? それはすばらしい。。。
入り口で靴を脱ぎ、中へ。 ほほ~、なかなかいい雰囲気です。
座布団に座り、メニューを見ていると、店の主人?がそば茶を。 早速、十割そば(750円)と、そば豆腐(350円)、そば味噌(300円)を注文。
待っているあいだにメニューを読むと、「素人がそばを打っている」 「売り上げの一部が建物の補修につかられている」 などの表記が。 そばを食べて、文化財保護に協力、いいですね~。 ん?「最初にそばをつゆにつけず、塩でたべてみてください。」 ほほぅ~。 これは確かめなければ。。。
しばらくすると、そばが。 小皿に盛ったそばが5皿、出石の皿そばみたいですね。 それに、薬味として卵、やまいも、大根おろし、わさび(練り?)、白ねぎ。
「とりあえず、塩で食べなくっちゃ!」 口に運ぶと、蕎麦の香りがいいですね~。 これで一皿食べました。 この食べ方が一番蕎麦の風味が楽しめますね。。。 そばのこしは、ほどほど。 つゆは、関西風のちょっと甘めですが、特に取り上げるものでもなく、可でも不可でもない感じ。 ただ、わさびが私には不満でした。 そば湯も、普通。 全般的には取り立てて挙げるものはなく、「普通に楽しめました。」というのが印象でした。 いや、悪くはなかったんですよっ! 普通でないそば屋の多いことを考えると。。
続いて、そば豆腐とそば味噌。 そば豆腐は、そば粉とごまなどで作っているとのことで、いわゆる「ごま豆腐」でした。 これには、すりおろした本わさびがのっていました。。 結構ボリュームがあって、ゴマの風味豊かで、充分に楽しめました。 そば味噌は、蕎麦の実を赤味噌と白味噌で和えたもので、ごはんとの相性は抜群なんだろうなぁ・・・ などと思いつつ食べました。 あとで、この味噌でそばを食べたらどうなるんだろう、と思いましたが、後の祭り、次回の宿題です。 最初は、これで足りるかな?と思っていたんですが、充分おなかいっぱいになりました。
全体の感想としては、「普通」。 ただ、文化財クラスの建物で、そばを楽しみながら文化財保護に協力する、という「風味」は格別でした。 車でなら高野山などにも近いところにあるので、一度「探しに」行ってみてはいかがですか? 今後の成長?が楽しみです。
最後に。 たまねぎは一袋しっかりいただいて帰りました。
【あナリ】
〒649-6404 和歌山県紀の川市赤尾179
TEL 0736-77-3919
AM11:00~PM5:00
蕎麦 ・・ AM11:00~PM2:00
カフェ ・・ PM2:00~PM5:00
休日 毎週水曜日
松本駅からは徒歩で行くと15分~20分くらい、まつもと市民芸術館とNHK松本放送局の近く、表通りから少し入ったところにあります。 表看板には、「自家製粉・手打ちそば」の表記。 お昼頃に行ったのですが、店の前には行列がー。
ビジネス街の近くで、会社員が食べに来ていることもあって、客の回転は速く、少し並んで入店。 席に着き、メニューを見ると、「十割そば1000円」「ざるそば750円」の表記が。 一緒に言った友人に合わせ「ざるそば」を注文。 ちなみに、十割そばは1日15枚限定だそうな。 どっちにしても売り切れていた模様。
話は少し横にそれますが、松本市といえば、夏に行われるクラシックの祭典「サイトウキネンフェスティバル」で有名です。 え!? そばに何の関係があるかって? それは、指揮者の小澤征爾氏がどうもそば好きらしいということです。 というのも、松本市民芸術館の近くには結構たくさんのそば屋があるんですが、いづれの店にもサイン色紙か店で撮ったと思われる写真が飾ってあるんですね。 コンサートの合間に結構遠くまで食べ歩いているみたいで、いわゆる「お決まりの店」だけ行くというわけではなく、いろいろな店に顔を出し、フェスティバル全体を少しでも盛り上げようを考えている小澤氏の心遣いに敬意を表します。 単に「そばの食べ歩き」が好きだったのかも知れませんけどね!?
余談はこのくらいにしておいて・・・ しばらく待っていると、お待ちかねのざるそばが。 ざるに盛られたそばは、薄緑色がかった上品な感じ。 口に運ぶと、鼻に抜けるそばの香り。 少し辛目のつゆですが、後味がほんのりと甘くまろやかで、こしの強い、洗練された印象のそばとよく合っている。 そば湯も充分に楽しませていただきました。 ただ、わさびを含む薬味が少なめなのは残念。 ま、「‘そば’を楽しもう。」ということですかね!
松本市内で、「徒歩でそば巡り」も悪くないのでは?
【そば処 浅田】
長野県松本市深志3-10-11
電話 0263-33-0826
営業時間 11:30~16:00 ※そばが売切次第閉店
定休日 月曜
購入したのは、以下の2種。価格は、購入時の価格です。
●日清製粉 「どん兵衛 讃岐うどん」 5玉入り 248円
●加ト吉 「さぬきうどん」 3玉入り 3玉入り 148円
これに、キッコーマン「だししょうゆ 濃い口しょうゆ仕立て」を少量かけて食べるという方法で食べます。普通のしょうゆ+味の素という方法もあるのですが、今回は、この方法で実験します(実は、初めてなんです!)。
手順は、①湯を沸騰させて、うどんを入れる ②説明書どおり1分程度ゆでる ③ゆであがったうどんを冷水でしめ、うどんのぬめりを取る ④うどんを器にうつし、だししょうゆを少量かける といった具合です。
で、結果は・・・
●日清製粉 「どん兵衛 讃岐うどん」
うどんがつるつるで、本場さながらののどごし。 こしという面では加ト吉のうどんに一歩ひけをとるものの、本場の某さぬきうどん有名店並みのつるつる感がありました。
●加ト吉 「さぬきうどん」
こしが強く、さすがさぬきうどんを名乗っているだけあって(製造も香川県内と表記しています)、しっかりとしたこしを充分に楽しむことができました。おいしいです!
両者とも、讃岐うどんの特徴はそのままで、非常に手軽に楽しめることがわかりました。 また、今回試験的に使用した、だししょうゆとの相性も抜群で、一度試されてもいいと思います。 別に買っていた天ぷらに、このしょうゆをかけてもおいしかったです!
最後に、この実験?は、あくまでも「讃岐うどんを食べたことがあって、住んでいる場所の関係で簡単に食べられない人が、どうしても食べたくなった時に、少しでも美味しく食べることができる方法を確かめる。」ものであって、「それが絶対的に美味しいか?」というのとは別物であるということだけはご留意ください。 でも、美味しかったですけどね!
余談ですが、「都内で本場のうどんを食べたい!」という人にここはいかがでしょうか?という店をご紹介。
但し、私はまだ行ったことがないんで、たいしたことが言えないんですが、「美味しいはず」であることは間違いないです。どうしてかというと、あの「讃岐うどんブーム」の仕掛け人が作ったうどん屋だからです。 私が行ったときには必ずレポートします!
東京麺通団
東京都新宿区西新宿7-9-15
ダイカンプラザ ビジネス清田ビル1F
朝10時~深夜2時まで
年中無休
03-5389-1077
新宿駅の近くということです
友人が「おいしいそば屋があるから行こう!」というので、大阪市内で車に乗り、一路奈良県へ。 地図で目的地を確認すると、大阪から奈良に通じる国道沿いに。。 ん?? 地図をよく見ると、見慣れない表記が・・・ 「車両通行困難」? 「石畳」? そう言われると行かにゃあなるまい、ということで、敢えて峠越えに挑戦することに。
・・・結果から言うと、「やはり、地図の表記には従いましょう」。 対向車が来ると泣いてしまいそうな細い急坂の峠を直線的に登っていくような感覚。軽乗用車で3~4人乗ると、恐らく登らないと思います。しかも、峠を過ぎると、石畳の急な下り坂。 「行けない」のではなく、「絶対やめといたほうがいい」というのが結論です。 しかし、今後絶対に使わないとは。。。
ということで、奈良県側から説明を。 電車の場合は近鉄生駒線南生駒から国道308号線を大阪方面に車で5分程度(2km弱くらいだと思います)。徒歩で30~40分位だと思います。 車の場合は、第二阪奈道路の壱部出口で降り、国道168号を南下、国道308号線の案内があったらそこを右折、しばらく走ると右手にあります。 “かなりの山奥”というイメージがあります。
どうにかこうにか、店に到着。
店員に伺うと、もともと大阪市内で営業していた店を、古い民家を買い取って移設したとのこと。 店の裏にある駐車場から玄関へ行く途中、店の裏側に石臼があって、電動でくるくる回っています。 よしよし。。 その奥にぼんやりと映る製粉機がちょっと気になりますけど。。 店内はノスタルジックな感じで、なかなかいい雰囲気です。 店に入って早速、注文。 「ざるそば 800円」 いい感じですね。 「大盛りはできますか?」「はい、500円増しになります。」うっ・・せんさんびゃくえん・・・・ メニューを見ると、「蕎麦ご飯 300円」の表記が。 結局、「ざるそば」と「蕎麦ご飯」を注文することに。
注文時に出てきたそば茶。 香ばしくて美味~。 蕎麦が出てくるのが楽しみです。
しばらくすると、蕎麦と蕎麦ご飯が。 そばは、腰が強くてのど越しのよい十割そば。 コクのあるつゆとの相性は抜群。 では、そばご飯はどうかな? ごはんを口に運ぼうとすると、そばの香りが。 お、おいしい。 少し塩味のそばご飯は、ざるそばに埋没するわけでもなく、それでいて、ざるそばの邪魔にならない味。 ものすごくおいしい。 どうして他のそば屋にはこれがないんだろう? 衝撃でした。
そして、待望のそば湯。 例のごとく、ふたを開けてみると・・・な、な、、どろどろの液体が。
つゆのはいっていた器に入れて、箸でよく混ぜて飲むと、これがまた絶品。 どろっとしたそば湯は、それだけでひとつの料理ともいえる物で、おなかにもどっしりとくる。 もし、ざるそば大盛りを頼んでいたら、そば湯が飲みきれなかったかもー。 店員曰く、「そば湯を鍋で煮なおしています。」。 なるほど、手がかかっているんですね。 そば湯だけでも飲みにくる(食べにくる)値打ちがあります。
そば茶、ざるそば、蕎麦ご飯、そば湯ともに大変満足しました。特にそば湯好きは、絶対押さえておきたい店です!
三たてそば 春知
住 所 630-0238 生駒市大門町555
電話番号 0743-76-7674
営業時間 11:30~14:30 17:30~21:00
定休日 火曜日
そば会席は予約が必要みたいですよ! いつか食べに行くつもりです。
早朝に開く店で美味しい店としていつも朝一番に行くのが、「上杉食品」。
高松港からは早朝ですので1時間くらいで行くことができるのですが、なにせわかりにくいところにある店なので、詳しい地図かカーナビゲーション付きの車で行くことをおすすめします。
以前は、店の隣に数台程度車を置くスペースがあったくらいなんですが、このうどんブーム、近くに広い駐車場ができていました。 早朝なのでまだ車はまばら。。 そうなんです! 先客はいるんです、もちろん。 一応営業時間は06:30~08:00のわずか90分ということなんですが、少し早めに開けてくれることもあります。 この日は、06:00頃に到着したのですが、店の中にはすでに人がいました。
基本は釜揚げの生醤油になっていて、麺のこしは強く、ものすごく美味です!! 興味深いのは、遠隔地から来ている人は「小(150円)」を食べているのに対し、近所の人々は、「大(250円)」「特大(?)」を食べていることです。 生活の中にうどんが入りこんでる、って感じですね! 遠隔地から来る人は、「うどん食べ歩き」ですね。。
さぬきうどん食べ歩きに香川に行かれる方は、ぜひ! でも、「製麺所がついでにうどんをふるまっている」ということを忘れずに、謙虚な気持ちでー。
上杉食品
香川県三豊市豊中町上高野2791
定休日 月曜
営業時間 06:30~08:00(~昼頃まで?)
P.S.都内に「ここのうどんは絶対美味しいはず、美味しくなければ・・・・」という店があるんですが、私はまだ行ったことがないので、紹介できません。 また行きましたら紹介しますね!
出てくるのは、早い! さすが観光地!! どんぶりの中には大きいえびの天ぷらが2つ。食べてみると、あっさりしていて香ばしい。 ごま油でしょうね。 ゆずの香りと相まっておいしい。 少し甘めのつゆは、天ぷらとよく合います。 一気に食べてしまいました。 ここのつゆはおいしいですね~。
そして、(我慢ができず)もりそば(550円くらいだったと思います)を追加注文。
そばは、「手打ち」ではなさそう。 まあ、立地から考えると仕方がないのかな。。と思いながらも、一気に食べ終える。 「普通」です。 この立地でこの価格では仕方ないんでしょうね。 そして「そば湯」は、すみません、不合格。 単なる「やや白い湯」でした。 かけそばのつゆはあんなにおいしいのに。。
で、結論。 天ぷら好きの方は、一度は食べておくのもいいですよ~。 そばとつゆと天ぷらのバランスはすごく良かったですから!! 食べて損はないと思います。 だって、また食べに行こうと思いますから! もちろん、天ぷらそばですが。
尾張屋
東京都台東区浅草1-7-1
03-3845-4500
定休日:金曜日 営業時間:11:30~20:30
P.S. 友人から「そば屋のページになってるよ!おトクな情報は?」との指摘を受けました。 確かに・・・ で、先日から左側のバナーに「無印良品」や「自動車保険見積」のサービス案内を載せました。 というのも、いづれも「無料登録で500円プレゼント!」だからです。 私も利用してみたんですが、「後になって、なんとかかんとか・・・」もなさそうですし、保険代安くなりましたし、浮いたお金で結構たくさんそば食べましたし。。 ということで、「おトク情報」でした!
四国のうどんといえば‘こしの強さ’がよく語られます。 「こしとは?」、それまでもなんとなくわかっていたつもりでした。 考えが甘かったですね。 前回、香川のうどん屋巡りをしたとき、「固さ」と「こし」の違いや、店による喉ごしの違いなどを通して、“おいしいうどん”がどんなものなのか、つまりさぬきうどんの恐ろしさがわかってきたような気がしました。
うどん屋については、いろいろと専門的な?ホームページがあるので、そちらにお任せすることにして、今回は、「徳島で行った印象深いうどん屋」を紹介します。
その名は「丸池製麺所」。 徳島市駅から車で2~30分くらいの所にあるうどん屋。 開店は4月12日とまだ1ヶ月も経っていない店です。
どうしてこの店か、というと、香川の超有名店のひとつ、池上製麺所で教えを受けた職人が独立して開業した店なんです。 朝10時に開店ということで、少し前に行くと、すでに人が並んでいる。。。 完全にさぬきうどん超人気店の乗りです。
価格は、うどん小250円、大350円、てんぷら(げそ天、かきあげ、ちくわ)各100円と、四国ならではの価格。
・・・おいしい。 こしの強いつるっとしたうどん、だししょうゆともに文句なしの出来。 かきあげ天も大変美味。 今まで食べたうどんの中でもトップクラスの味でした。 これをきっかけに徳島でもうどん革命が起こるかも?
丸池製麺所
徳島県板野郡板野町(板野署を目指し、その北側の道路沿いあります。)
AM10:00~麺売り切れまで (15時頃にはもうない?)
1番札所~3番札所くらいから近いので、お参りの際には、ぜひ!?
やはり、マニアの世界は深遠です。。。
私の知人が先日ごちそうになったそば、その凝り様は半端なものではなかったようです。
話によると、そばを打つための用具を特注でそろえるのはもちろん、そば打ち専用のプレハブ小屋まで建て、水はおいしいといわれる湧き水がある場所まで片道数時間かけて自ら汲みに行き、そばを挽く‘うす’もこだわりの逸品。 もちろん、自分が打つ‘そば粉’を得るために、信州に自分が打つそば専用の土地を買い、近所の農家の協力を得ながら、そばを植えて育てているとのこと。 もちろん、無農薬。 なんでも、その世界(?)では、自前のそば畑を持つのは珍しいことではないそうな。。 あ、言い忘れていました。 その方、先日某有名私大の教授職を退官されたばかりの人で、元々相当なお金持ちだそうです。
この場合、「うらやましい。」と思うのが正解なんでしょうね~。
私は、今のところ食べるのが専門です。 先日、友人と試しにうどんを打ってみたのですが、手打ちうどんの職人さんを尊敬することになっただけでしたから。それなりには食べられたんですが・・・・
今度本格的にチャレンジしてみるのもいいかな?
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
続いて、今まで訪問して記憶に残っているそば屋を、紹介。
「あなたは、粗挽きと細挽きどちらにします?」
もちろん、そばの話。 コーヒーでも、ソーセージでもありません。
長野県は松本市の北、安曇野市豊科の国道147号線沿いにあるそば屋、一葉。
ここのそばの特徴は、地元産2種類のそば粉を挽いた「粗挽きそば」と、そばの実の芯の部分を抽出して打つ白い透明感のある「細挽きそば」から選べることです。 もちろん、両方とも石臼挽きの自家製粉です。
私は、粗挽きのもりそば(850円くらい)を注文。 運ばれてきたそばは黒い粒が見え、いかにも「粗挽き」という感じ。 短めに切られている縮れた麺は、なかなか歯ごたえがあり、甘辛いかつおだしのつゆとよく合う。 わさびやねぎ・大根はもちろん自家製。 北アルプスへ登山に出かける折にはついつい寄ってしまう店です。
一度、細挽きと粗引き両方注文して食べくらべたいと思います。
手打ち生そば 一葉
安曇野市豊科2647
営業時間 11:00~15:30 17:00~21:00
TEL 0263-72-4950 定休日 水曜
自宅近くに「そば屋」がオープンしました。もちろん本格的な‘手打ちそば’が売りの、ちょっとお洒落な雰囲気のそば屋として。
普通なら、「何をさておいて、そば屋のチェック・・・・。」といきたいところですが、今回だけは少し(というか、かなり)二の足を踏んでいます。 何故かというと、この店、ついこの前まで「イタリアンパスタ」の店だったんです。 もちろん、「手打ちパスタ」が売りの。。。
外から見ると、主人をはじめ店員は一緒らしく、店の外装・内装はそのままらしく、新たに「和風」に見せるため(?)に、のれんが掛けられ、表看板が「イタリアンパスタの店」から「そばの店」に変わった・・・くらい・・・かな? ついこの前(といっても、1年ほど前だと思います。)には、某雑誌の「話題のニューオープンのレストラン」に載っていたよな、「編集者も行ってきました! おいしい手打ちイタリアンパスタのレストラン」として。 でも、あまり見かけなかったんですよね、お客さん。
そばだけでなく麺類大好きの私も常々注目はしていたのですが、聞こえてくる評判があまりよろしくなくて。。。 それでも、「いつか行こう!」と思っていたので、そんなに早く店をたたまなくても。。 しかも、次は「そば屋」ですかー。 複雑です。
「おなじ‘手打ち麺’なんだから一緒でしょ?」・・・そんなわけないでしょ!?
みなさんはこのような場合、どうされますか? 行きます?
P.S. 4月29日・30日に友人から「四国で倒れるほどうどんを食べよう!」と誘われ、断れなかった私。 1日で8軒は行くんだろうなぁ、‘うどんや巡り’をしながら。。 というわけで、G.W.明けにはうどんの情報満載になっているかも? よく効く胃薬情報のほうが詳しかったりして。。
ということで、本当の「わさび」以外での使用は気をつけてくださいね!
では、本題ー
今回は、長野県は木曽町、旧中山道の宿場町、当時の面影を色濃く残した町並みなど、昔の風情が残る妻籠宿にあるそば屋、「えのき坂」を紹介いたします。
宿場の中ほどにあるそば屋で、地元産の玄そばを独自の技法で自家製粉した物を使用。 もちろんそば粉100%の手打ちそば!! そばつゆもじっくり熟成された特製というんだから、このそばは食べない手はない、ということで、早速ざるそば1人前(2枚・1000円)を注文。
来ました、来ました。そばは普通よりやや黒く、しっかりとした感じ。 口に運ぶと、そばの風味が広がり、コクのあるそばつゆと相まって非常に美味でした。昔のそばって、手打ち・自家製つゆが当たり前だったんですから、うらやましい話ですね。。
近くにある馬籠宿とともに有名な観光地の中にあるので、混雑は必至ですが、観光のついでにおいしいそばが食べられるのはすばらしいことですね!
実はいうと、事前調査をまったくせずに、ただ観光のために妻籠に来たので、このようにおいしいそば屋を発見でき、感激もひとしおでした!!
えのき坂
住所:長野県南木曽町吾妻878-1
定休日:火曜 営業時間:8~17時
0264-57-4111
こどもの時は、つゆにねぎを入れ、その後そばをどばっとつゆにつけて、(かき混ぜて)食べる。この方法だと、徐々にだしが薄くなってしまい、最後には色付きの水にそばをつけて食べるといった感じでした。 そのうちに、隣で食べている両親のまねて、わさびを入れて食べだしました。 もちろん、だしが薄くなるという問題は解決していません。 それが解決したのは、中学生のころ。 何かのテレビでそばの食べ方を放送していて、「なるほど。」納得しました。 一口分を箸でつまみ、そばにつけて一気に吸うようにして食べる。 最後までおいしい。 子供心ながら革命的出来事でした。 このころは、まだ「そば湯」には興味を示していなくて、そばのクオリティにもあまり関心がもてなくて、ただ「ざるそば」を食べられることがうれしかったですね~。
高校生になり、少しは自分でお金を使えるようになってからは、「おいしいそば屋」を探すようになりました。 それでも、貧乏人の高校生にとっては「価格重視」は譲れない条件でしたね。 ま、今でもそうですけど。 「小遣い=予算」に縛られるのも悪くないと思います。何でもどこかで一線を引かないと高いものは果てしなく高いですから! この頃にはそば湯もたしなむようになっていました。
大学生~社会人ともなると、車などで「そばを食べるため」だけに遠くまで行くことができるようになり、行動半径は一気に広がりました。 このころには、「最初は何もつけずに口に含んで、そばの風味を楽しむ」など、ちょっとした「そばオタク?」っぽい食べ方も試すなど、友人とともに大いにそばを楽しみました。
最近は、わさびをそばに直接つけて一口分つまみ上げ、つゆに少しつけて一気に吸い込む、という方法になっています。 こうすると、そばの風味も、わさびの風味も存分に楽しむことができ、つゆもやや甘めに感じることができます。わさびもつゆにいれて混ぜるより全然辛くないので、ぜひお試しを!(もちろん、本当のそば、わさびで。)
みなさんは、どのようにざるそばを食べていますか?
そばの名産地、戸隠連峰の山裾地帯で栽培される戸隠そばは、大変香り高く、実に美味です。その理由は、植栽される場所が昼夜の温度差の激しい高冷地にあるため、そばの生育の頃には霧に覆われていることが多くなるため(別名霧下そばとも呼ばれています)で、いわゆる「おいしいそばの条件」を満たしているからだそうです。
今回紹介するのは、その中でもおいしいと評判の店のひとつ、「うずらや」です。といっても、ここ一軒しか行ってないんですけど。。戸隠神社の鳥居の前にあって、いつも行列があるらしいのですが、この日はたまたまなんだろうか、普通に入ることができました。
・・・で、注文。注文時そば茶、と小皿に盛られた野沢菜が。もちろん、ざるそばを注文しました。900円弱だったと思います。(このときには、まさかこのようなブログを書くことになるとは思わなかったもので。ごめんなさい。)
しばらくすると、ざるそばと1本のわさびが。そばのこしはほどほどで、しっかりとしていました。つゆはやや辛めでしたが、とてもおいしくいただきました。さわやかなのど越しの戸隠そば、近くに行くようなことがあったらぜひ食べてみてください!
うずらや
長野県上水内郡戸隠村中社3356
電話:0262-54-2219
今回も前回に引き続き、滋賀県からおいしいそば屋の紹介を!
享保元年開店、創業280年の歴史を誇る「鶴喜そば」。なんと、昭和天皇が崩御されるまで、宮中の年越し蕎麦はここのそばだったみたいなんですね!う~ん、歴史の重みを感じます。
・・・といっても、大事なのは、やはり味。
早速ざるそば(900円弱)を注文する。ほどほどのこしを持つ麺は、のど越しよく、2~3種のけずり節と昆布ダシで作る秘伝の濃い目ツユとよく似合う。量的には、私には少なめで、しっかり食べたい人は、大盛りのほうがいいと思います。そばを食べながら「歴史」を感じることができる、一度は食べておきたいそばです。
鶴喜そば
滋賀県大津市坂本4-11-40
TEL077-578-0002
京阪石山坂本線 坂本駅
JR湖西線 比叡山坂本駅 が最寄り駅です。